夏にご用心

 

今日から5月、 日差しも強くなってきたように感じます。

 

ちなみに、 「五月晴れ」というのは 梅雨時の晴れ間のことで

5月の晴れの日という意味ではないそうですね。

 

さて、これから夏にかけて“ご用心”しなければならないことはいろいろ

あろうかと思いますが、今日のお話はクルマの車内温度です。

 

 

夏場、車中に置き去りにされた幼い子供が 命を落とす

という痛ましいニュースが毎年のように報道されます。

 

 

パチンコなどのギャンブルに興じている間、

子どもを車中に放置するなどはもってのほかですが、

中には子どもが発熱のために保育園の預かりを拒否され、

やむなく仕事場に連れて行き車内で寝かしておいた結果、

仕事が終わって車に戻ったときにすでに死亡していた

という事故も あったそうです。

 

いずれにしても、 これらは「熱中症や脱水症状」が死因と判断され、

ニュースや新聞でもそのように報道されます。

 

確かに、外気温が30度あるような夏の日は、

車内温度は50~70度といったかなりの高温になるといわれていますので、

熱中症や脱水症状が原因である可能性は高いのですが、 専門家によると

もうひとつ原因と考えられるものがあるそうです。

 

それは、「有害化学物質」です。

 

シックハウスならぬ、シックカーですね。

 

車の内装にはビニールやプラスチックなど たくさんの化学物質が使われています。

 

車内温度が高温になると、それらの内装材から神経毒性のある化学物質が揮発し、

気密性の高い車内はかなりの高濃度になってしまいます。

中枢神経や自律神経に作用し、 死に至らないまでも事故につながっている ケースは

少なくないかもしれません。

 

近年、環境意識の高まりから、ハイブリッドカーや電気自動車、燃料電池車など

さまざまなエコカーが登場していますが、自動車メーカーさんには、ぜひ、車内環境にも

目を向けてもらいたいところです。

 

とういうわけで、

 

夏場、車に乗るときのポイントをご紹介します。

 

【ポイント1】 走行前

助手席の後ろの席の窓を開け、 運転席のドアをバタンバタンと5回ほど開閉します。

これだけでなんと15度も温度がさがります。 つまり空気が入れ替わります。

 

【ポイント2】 走行中

窓をしめてエアコンをつけたいところですが、ちょっとまった! 

20分間は窓開け走行してください。全開にしなくても3㎝ほど開ければOKです。

車内の化学物質濃度が 平常の数値まで下がります。

 

【ポイント3】 走行後(駐車時)

サンシェードを使用しましょう。 光を反射しやすい白や銀が◎のようです。

 

 

以上、3つのポイントを押さえて 楽しく・安全なドライブを♪

 

 

※画像は「JAF」さんのHPより拝借

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今回も最後までお読みいただきありがとうございます<m(__)m>

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すてきなGWを♪