オフグリッドという未来の暮らしかた


私たちのいまの暮らしには欠かせないものといえば電気。

当たり前のように使用している電気ですが、
東日本大震災による原子力発電所の事故により、
それまでの電気の使い方、また発電の方法など
を見直そうという意識が高まりました。

省エネはもちろんのこと、
太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーにも
大いに注目が集まりましたね。

そして、電力の小売全面自由化により、
私たちはたくさんの選択肢を得ることができました。

「できればクリーンエネルギーで発電している電力会社がいい」
と思えば、100%ではないにしても自分の考えにあった電力会社を
選ぶことができるようになりました。


このブログを読んでくださっているあなたや、
あなたのまわりの方の中にも「電力会社を替えた!」
という方がたくさんいらっしゃることと思います。

ただ、どの電力会社を選んでも、
電線(送電網)を介して「電気を買う」
ということには変わりはありません。


そんな中、

まったく電気を買うことをせず、
まるで家庭菜園で野菜を作るがごとく
電気を自給自足している方がいらっしゃると聞いたら
ちょっと興味わきませんか?

私は、興味深々、好奇心を大いにくすぐられました。 笑


その方のお名前は、
サトウチカさんとおっしゃいます。

雑誌で連載を持たれていたり
ご自身でもブログを開設されているので
ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんね。


太陽光パネルを設置されている住宅はよく見かけますので、
自家発電自体はそれほど珍しいことではなくなってきましたが、
使用するすべての電気を自家発電で賄っている家庭というのは
ほとんどいないと思います。

サトウチカさんのお宅は、完全自給自足! 

つまり、電信柱から家に電線が繋がれていないのです。
ちょっとびっくりですよね。 

「送電網=グリッド」を「切る=オフ」ということで
「オフグリッド」と呼ばれています。

しかも、オフグリッドの完全電力自給生活をはじめて丸3年、
4年目に突入しています。

「電気を自給?」
「そんなこと可能なの?」
「冷蔵庫やエアコンは使わないの?」
「都会から遠く離れた田舎で暮らしているのかしら?」

いろいろクエスチョンマークですよね。

そこで、去る7月17日(ずいぶんと時間がたってしまいましたが)、
サトウチカさんをお招きしてお話会を開催したのです。

いまやオフグリッドの女神と呼ばれ大人気のサトウチカさん、
軽やかかつ実践者ならではの説得力のあるトーク内容であっという間の2時間。


最後には、これまた電気もガスも使用しない
「ソーラークッカー」(太陽熱調理器)で蒸した
自然栽培のカボチャを振る舞っていただきました。 

写真が、チカさん愛用のソーラークッカー「エコ作」くんです。

お湯を沸かすのはもちろんのこと、魚も焼けるし
ご飯も炊けるという優れモノなのです♪

お話会に参加してくださった町内会長さんは、
「災害時用に10個ほしい!」とおっしゃってました。


さてさて、
お話の内容をまったくご紹介できておりませんが、
ぜひ、雑誌『女性自身』の連載記事
「サトウさん家の“オフグリッドで暮らす知恵”」
をお読みになってみてください。

インターネットでたっぷり見ることができますよ~。

決してお話の内容を書き起こす作業に
手が回らないからというわけではありません(汗)




女神とエコ作とわたし